カロリーと太る関係とは?そもそもカロリーってなに?

最近はコンビニの弁当など様々な食品に記載されているカロリー。

カロリーを取りすぎると太ると言われますが、実際のところどういうメカニズムなのか。この記事ではそんなカロリーと太る関係性について紹介します。

カロリーとは

カロリーは熱量(エネルギー)の単位で、1Lの水の温度を1℃上げるために必要なエネルギーは1kcalと定義されています。

いまいちピンときませんね。

私たち人間は、生きていくために常にエネルギーを消費しています。

この消費するエネルギー量にもカロリーという単位が使われています。

食品のカロリーについて

先程、人間は常にエネルギーを消費して生きていると説明しましたが、この時に何をエネルギー源を消費しているのでしょうか?

人間の体がエネルギー源として使っているものは、3大栄養素と呼ばれる「タンパク質」「脂質」「炭水化物」の3つの栄養素とされています。

この栄養素を体内に取り込む方法、それはつまり「食事」です。

食品に書いているカロリーの表記は、人間の活動エネルギーとして蓄えられるエネルギー量を示しているわけですね。

1日に必要としているカロリーはどれくらい?

成人の目安

では、成人した人間が1日に必要としているカロリーはどれくらいなんでしょう?

厚生労働省が推定カロリーをまとめていますので紹介します。

■男性

年齢 身体活動レベル
低い ふつう 高い
18〜29歳 2,300kcal 2,650kcal 3,050kcal
30〜49歳 2,300kcal 2,700kcal 3,050kcal
50〜64歳 2,200kcal 2,600kcal 2,950kcal
65~74歳 2,050kcal 2,400kcal 2,750kcal
75歳~ 1,800kcal 2,100kcal

 

■女性

年齢 身体活動レベル
低い ふつう 高い
18〜29歳 1,700kcal 2,000kcal 2,300kcal
30〜49歳 1,750kcal 2,050kcal 2,350kcal
50〜64歳 1,650kcal 1,950kcal 2,250kcal
65~74歳 1,550kcal 1,850kcal 2,100kcal
75歳~ 1,400kcal 1,650kcal

 

表の「身体活動レベル」は以下の通りです。

低い ふつう 高い
自宅にいてほとんど外出しない 通勤・買い物などで移動することがある。 移動や立って活動することが多い。普段スポーツをしている。

 

個人差があるため、あくまで参考程度ですが、こちらの表を目安に調整してみましょう。

厚生労働省:日本人の食事摂取基準(2020 年版)

Medi Palette:成人男性が1日に必要なカロリーとは?健康に過ごすための秘訣も解説

自分の必要カロリーを知りたい

もっと詳細に自分の必要なカロリーを知りたい場合は、基礎代謝量から算出することができます。

基礎代謝量とは、何もしなくても体が消費するエネルギー量(カロリー)のことです。

詳しくは、こちらの記事をご参考ください。

<ココ!>

基礎代謝量は最近の体重計などでも測定することができます。

基礎代謝量を元に算出するのは以下の通りです。

基礎代謝量(kcal) × 身体活動レベル

身体活動レベルは上の表で使用した、日頃の運動量を元に「低い」「ふつう」「高い」の3段階で表した指数です。

低い ふつう 高い
1.50 1.75 2.0

 

例えば、基礎代謝量が1300kcalあり、通勤して仕事をし帰りに買い物などをしている身体活動レベル「ふつう」に該当する人の場合は

1,300 × 1.75 = 2,275

と算出され、2,275kcalが推定必須カロリーとなります。

カロリーを多く摂取するとどうなるの?

消費しきれなかったカロリーは、脂肪に変化し体内に蓄えられてしまいます。

ただし、カロリーの摂取・消費の帳尻を合わせる事にこだわるのではなく、栄養バランスを整えた食生活が重要とされています。

同じカロリーの食品といっても他にも様々な脂肪を増やしてしまう要素があるため、食品選びも重要と言えます。

血糖値の上昇と太るメカニズムについてこちらをご参考ください。

太らないために血糖値を上げない食事をするには?

2021.10.18

まとめ

ここにタイトル

カロリーは人間が生きていくために常に消費しているエネルギー

必須カロリーは基礎代謝量と身体活動レベルで算出される

カロリーの摂取・消費の帳尻を合わせる事にこだわるのではなく、栄養バランスを整えた食生活が重要

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